最終的な金額の話
今週末には遂に「引渡し」を迎える。
それはつまり、一旦支払いが済んだという事。
つなぎ融資実行と自己資金の支払が完了した。
ここで金額について記載しておこうと思う。
我が家が北洲で家を建てるにあたり「一体いくらかかるのか分からない」ことが決断にとても迷う原因となった。
北洲に限らず、注文住宅を購入するということは必然的にこうなると思う。
自分たちが何を選ぶのか、そもそも何が選べるのか着手してみないと分からないからだ。
ちなみに最初に仮見積もりが出される。
それは総費用3,200万円程度だった。
これには諸費用、外構、カーテン、ライト、キッチン、浴室、トイレなども含まれる。
土地は含まない。
建坪35坪。
E1アルザスの5cプラン(セミオーダー)での見積もりだ。
HAUZEであれば、もっと価格を抑えられるはずだ。
アルザスシリーズは他シリーズより少し割高になると聞いた。
実際は総額3,800万円くらいだった。
セミオーダーでは希望の間取=1階完結型(LDKと水回りと寝室を1階に設定)を叶える事が出来なかった。
結果、フルオーダーとなった。
これがコストアップの一番大きな要因。
譲れない部分でもあったので、納得している。
床材は一階が無垢材、二階がラミネートフロアとなる。
これを全てラミネートフロアにしてコスト削減した。
オプションを採用したのは、以下の通り。
玄関の壁材、
エコナウォール(機能塗り壁)、
木製窓5枚、
階段ジョンソン手摺、
ベランダのアイアン手摺、
キッチン全般(タカラスタンダード)、
太陽光関連設備
カーテン、ライト、クロス、
浴室、トイレ、洗面台は
仕様変更・商品変更したものの、
だいたい見積もり通り。
施主支給品は、寝室ライト、
洗面台タオル掛け、
トイレのタオル掛け&ペーパーホルダー
地盤改良は無しだった。
またZEHの申請を依頼したため、
手数料が20万円くらいアップ。
ZEHは承認されない事もある。
そのリスク軽減として太陽光は、
かなり割引されていた。
PPHキャンペーンも含めて
150万円を超える値引きを受けられたのではないだろうか?
PPHで値引き対象となるのは、
木製窓、エコナウォール、遮熱網戸のみ。
オプションをつけなければ受けられない。
値引きと言うよりは、コストをかけずにグレードを上げられるキャンペーンだった。
太陽光の値引きもZEH申請をしないと受けられない。
ZEHの基準を満たすために間取が制限された部分もあった。
機能性重視で家を建てようとしていた私達夫婦にとっては、都合の良いキャンペーンだった。
結果的に希望に程近い家を建てる事が出来て満足している。
予算はだいぶ増やしたけれども。
キャンペーンは安易に乗ってしまうと失敗もしやすいと思う。
私たちはたまたま満足出来たが、価格は気にしすぎず、ゆっくり検討する時間を設けてから契約する方がオススメだ。
建物の価格が予算を大きく上回ってしまった事もあり、外構は最低限になってしまった。
考える時間も無かったので、仕方ないのだが。
外構は未知数だ。
建物と同様で上を見たらキリがない。
土地が広ければ広い程、予算枠はキチンと取っておくべきだと思う。
事前に、設計書のイメージで外構見積もりを出したところ300万円以上だった。
初期見積もりは必ず100万円で設定されているようだが、外構不要な土地で無ければ予算内に収めるのは難しいと思う。
諸費用は全部で150万円くらいだった。
住宅ローンを利用するなら、頭金と諸費用は分けて用意しておくべきだと思う。
また、上記に含まれない費用として引越し代や火災保険、家具家電などがある。
家具家電を全て新調するならば100万円では足りない。
引越し代は繁忙期だと15万円くらいかかる。
火災保険も20-40万円くらい必要だ。
北洲で家を買うこと。
私たち夫婦にとって、かなり背伸びが必要だった。
性能とのバランスで言えば、けして高額ではないと思う。
他の同等性能の家づくりをしているメーカーと比べたら安い方だった。
とは言え、建物のみ3,500万円というのは高額だ。
それなりの自己資金、収入がないと買ってはいけない物だと思う。
私たちは、どちらもないのに無理をした。
これからローンとの闘いだ。
満足の行く生活を送っていかないと元が取れない。
北洲が掲げるグッドエイジングな人生を送れるよう夫婦力を合わせて過ごしたいと思う。
お金の話。
どなたかの参考になれば幸いだ。